あさのことば 2006年4月26日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

豊川修司(高島平キリスト教会牧師)

豊川修司(高島平キリスト教会牧師)

メッセージ: 「本当のとなり人に」

ご機嫌いかがですか。高島平キリスト教会の豊川修司です。

初めて教会に来てから2ヶ月、礼拝に休まず出席していたご婦人が、母の看護のために、郷里に帰ることになりました。神さまは、教会の礼拝を通して、ご婦人の人生観を大きく変えてくださいました。ご婦人は、キャリヤ・ウーマンとして、人の前では弱さを見せず、涙一つこぼさなかった方です。でも、ご婦人は、最後の礼拝の讃美歌に、涙が溢れて止まらなかったのです。この涙は、別れの悲しい涙ではなく、教会へ通い、神様に出会った喜びの涙でした。

教会で知り合った同士が、互いに涙をこぼして郷里へ送ることが出来るのは、キリストに結ばれた者同士の喜びです。新約聖書ローマ信徒の手紙12章15節に、次ぎの言葉があります。

「喜ぶものと共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。」

信仰を同じくする者は、たとえ2ヶ月でも、あたかも何十年も、お付き合いをしてきたかのように、同じ気持ちになるのです。相手の喜びを、自分の喜びのように、相手の流す涙を、自分が流す涙のように、思いを一つにすることができます。キリストは誰に対しても、わけへだてなく、となり人になってくだいました。あなたの本当のとなり人は、「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣く人です。」教会は、素晴らしい心のオアシスです。

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