あさのことば 2006年1月18日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

風間義信(江古田教会牧師)

風間義信(江古田教会牧師)

メッセージ: 「大きな赦しの中で」

 いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。

 この時期は寒いだけに、風邪にかかりやすくなります。あなたはどうでしょうか。日本では風邪を引くといいますが、風邪が入るなどと表現するところもあるようです。確かにウイルスが体内に入ってのどが痛くなったり、熱が出たりするのですから、状況をよく表していると思います。

 この「入った」という言葉を使って、聖書はイエス・キリストを裏切った弟子のユダが、その行動を起した時のことを「サタンが彼の中に入った」と言っています。とても不気味な言い回しですが、これは間が差したということです。さらに「裏切る」と言われているものも「渡す」ということでして、ユダとしてもそれほど大それたことをしようとは思っていなかったのでしょう。

 けれども、そうした小さな思い、わずかな心の隙が取り返しのつかないこととなってしまったのです。こうした動きがイエス・キリストの十字架の背後にあることを見る時、私たちはどんなに小さくても神様の前に罪は罪であることを学びます。そうしますと、私たちはこれは大丈夫だろうか、あれはいけないことなのだろうかと、絶えずびくびく、おどおどしてしまいます。でもそうではありません。小さな罪をも御存知な方は、それらをすべて赦すことが出来ます。イエス・キリストの十字架によって、そんな罪も赦されて、私たちは今日も生かされていくのです。

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