あさのことば 2006年1月3日(火)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 「求めるべき宝物」

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 新しい年を迎えて、いかがお過ごしでしょうか。新しい年も神様の祝福をお祈りします。

 先日読んでいた本の中にこんなことが書いてありました。アメリカのことですが、「十代の若者は、車が欲しくなるまで、自転車を手放そうとしません。物乞いはハムサンドをもらうまで、手の中のパンくずを放しません」。つまり、よりよい物が見つかる、欲しくなる、そうなって初めて今まで欲しいと思っていたもの、大事だと思っていたものが、色あせてくるということでしょう。そういえば、聖書にもこんなたとえ話があります。

 「商人が良い真珠を探している。高価な、高い、すばらしい真珠を一つ見つけると、出かけていって、持ち物をすっかり売り払って、それを買う。」。そういう話です。真珠を売り買いする商人が、二つとない、素晴らしい高価な真珠を見つけたので、それまでもうこれまで買い集めた真珠とか、持ち物をすっかり売り払って、ただ一つの、そのすばらしい真珠を買うということです。これは、神様のこと、天国のことをたとえた話です。神様のこと、天の国のこと、そういうことは、もう他のものを全部売り払ってでも、唯一求めるべきすばらしいものだということです。それを求めるようにと勧めているのです。キリスト教を伝えたパウロという人も言っています。「主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切を損失とみています。」。このすばらしい主イエス・キリストのことを、追い求めてみようではありませんか。

Copyright (C) 2005 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.