あさのことば 2006年1月2日(月)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 「まず神の国と神の義を」

 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 新しい年を迎えて、いかがお過ごしでしょうか。一年の計は元旦にありとも言いますが、皆さんは新しい年の計画や目標をお考えでしょうか。

 こんなことがあります。遠くへ遊びに出かけて、くたくたに疲れて帰ってきた小さな子供が二人いました。とぼとぼと家の近くまで歩いてきたところ、ようやく家が見えると、一人は喜んで家の方へ走っていきました。もう一人はほっとしてその場にへたりこんでしまいました。実はこの二人は両方とも同じことを指し示しているのです。最初の子は、目標、目的地がはっきり見えたら元気が出て、力が出てきた。つまり目標がはっきりしている、目的地が目に見えている、それが歩く力を与えたということです。二人目の子は、家に帰る目標があったから、くたくたになりながらも今までがんばってこれた。いよいよ目的地が見えた、ようやく着いた、目的が達成された、それで力が抜けてしまった。つまり、やっぱり目標があったからこそ、歩めたということです。目標が達成されたら、力が抜けてしまったということです。ですから、二人とも、目標、目的地、それがあるからこそ頑張れる、歩める、そういうことを教えてくれたわけです。

 聖書にはこういう言葉があります。「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」、つまり、神様のこと、それをまず第一に求めるならば、他の必要なこともちゃんと整えられる、そう教えているわけです。新しい年、何よりもまず、神の国と神の義を目標にして、神様のことを目標にして歩もうではありませんか。

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