おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第103編の言葉です。
「東が西から遠い程 わたしたちの背きの罪を遠ざけてくださる。」
「人間はみな罪人である」…これは聖書が教える、人間についてのもっとも基本的な情報です。聖書の神は、人類の祖であるアダムとエバの堕落以来、「人が心に思うことは、幼いときから悪いのだ」とおっしゃっています。もしそれが事実であるとすれば、わたしたちの人生には希望がありません。たとえ、その場その場をうまく生き抜いてきたとしても、最後に罪人に待ち受けているものは、神の審判です。
しかし、人の罪の深さにもまして深いのは、神の恵みと慈しみの深さです。人が真剣に自分の罪深さについて思いをめぐらせるのならば、それと同じくらい真剣に神の恵みと慈しみに目を留めなければなりません。この聖書の神は、罪深い人間の罪を覆い、私たちを罪の縄目から解き放ってくださるお方だからです。
「主はわたしたちを 罪に応じてあしらわれることなく わたしたちの悪に従って報いられることもない。天が地を超えて高いように 慈しみは主を畏れる人を超えて大きい。東が西から遠い程 わたしたちの背きの罪を遠ざけてくださる。」
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。