いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ヨハネ福音書第2章には、イエス様が救い主としての栄光を初めてあらわされたという出来事が記されています。
カナという村で婚礼が行われ、そこにイエス様が出席しておられたときのことです。婚礼の宴会に最も大切なぶどう酒がなくなってしまいました。するとイエス様は、その家の召し使いたちに、80リットルも入る大きな石の水がめ6つ全部に、縁(ふち)一杯に水を入れさせました。そしてそれを汲んで世話役のところに持って行かせたのです。世話役が味見をしてみると、最上級のぶどう酒に変わっていました。
さて、この出来事の何が救い主としての栄光なのでしょうか。
水を、6つの水がめに満々とたたえる上等のぶどう酒に変えたことです。上等のぶどう酒は、神様の祝福を象徴しています。
キリストによる救いとは、変えていただくという点にあるといえます。
罪の奴隷である者が、神の子へと変えられる。死んで朽ちるべき者が、永遠の命に生きる者へと変えられる。自分のためだけに生きていたものが、神と人とを愛して生きる者に変えられる。人生の目的もなく生きていた者が、神をほめ称えて生きる者に変えられる。
キリストにより、わたしたち自身とその生き方は、水が上等のぶどう酒に変えられたように、神の祝福に満ちるものに変えられます。イエス・キリストを救い主と信じてください。