小堀　昇（東洋宣教教会牧師）

メッセージ： 天国へのパスポート

　お元気にお過ごしですか。東洋宣教教会の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

　先日、私の息子がある高校を受験しました。どうも試験が芳しくなかったようで、戻ってきた息子の顔を見たときは、もう顔面蒼白、１００％落ちたと言って帰ってきました。どう慰めて良いのか分らない有様でした。いよいよ、合格発表の日です。その日はたまたま日曜日、礼拝の日でした。息子の顔は、朝からもう緊張で真っ白で、礼拝中もガタガタと震えているような始末でした。礼拝後合格発表を見に行きました。行く道も無言、足取りもおぼつきません。重苦しい雰囲気が伝わって来ます。落ちたら、何と言って慰めよう、そう考えながら歩いておりました。事務室で手渡された、合否通知の封筒を受け取る息子の手が震えておりました。正に息を呑むような瞬間です。封筒から取り出した、紙を見た息子の眼からみるみる涙が溢れました。そこには、合格という二文字が書かれてありました。ガッツポーズをして号泣する息子を見ながら、事務室の方まで、もらい泣きをされておりました。やれやれ良かった。本当に思いました。

　私達が天国に入るのにこのような、重苦しい思いをしなければならないとするならば、本当に大変です。私達は死んで初めて、封筒を渡されて、そこに天国にいけるか否かがかかれている訳ではありません。

　｢はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている｣(ヨハネ5：24)。

　あなたが、イエスを信じたら、あなたは、その瞬間、今、今日、ここから死から命へと移っているのです。天国へのパスポートそれは、キリストを信じるということです。あなたも、キリストを信じて、死から命に移された人生を歩んでください。それではまた、御機嫌よう。