いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
バベルの塔の物語をご存知でしょうか。人間の傲慢と神への反逆心を描いたお話です。彼らはレンガを積み上げ、アスファルトで固め、天まで届くような高い塔を築こうとしました。彼らはノアの洪水後の子孫たちで、同じ言語を使っていました。しかしその一致団結が彼らを高ぶらせ、天まで届く塔を建てるという野望を引き起こしたのです。しかし神様は言葉を混乱させ、全地に散らされました。
ところがこの神様の裁きは、聖書全体から見る時、大きな恵みでした。神様は人間関係を断ち切ることによって、まず神との関係を修復しようとされたからです。それはずっと後の、新約の時代に実現しました。キリストの福音は、全世界に散らされた神の民を一つに集めるための神の言葉です。この神の言葉、キリストの福音によって、教会は天に迎え入れられるのです。アテネで使徒パウロは説教しました。「神は一人の人から全ての民族を造り出して地上の至る所に住まわせ、季節を決め、彼らの居住地の境界をお決めになりました。これは人に神を求めさせるためであり、また彼らが探し求めさえすれば、神を見出すことができるようにということなのです。」
人は挫折や孤独を通して、神に出会います。神は、今日もあなたの近くにおられるのです。