ご機嫌いかがですか。約20年ぶりにお話させていただく古川第一郎と申します。
ところで最近、人間の頭脳のことを聞きました。22階建てのビルを建てて、そのビルいっぱいのコンピューターを入れたとしても、それでもなお、人間の頭脳にはかなわないそうですね。この頭脳は、一秒間に800ぐらいの記憶を記録することができて、しかも70年も80年も働きつづける、最高のコンピューターだそうです。
「ガービッジ・イン・ガービッジ・アウト」、ごみを入れるとごみがでてくる、という意味だそうです。
コンピューターは、入れたものしかでてきません。人間の頭脳も同じで、ごみのような情報を入れていると、出てくるのはごみのような生活です。ですから、頭のコンピューターに何を入れるか、注意深く選ぶ必要がありますね。それなら何を見るか、何を読むか、何を聞くかが、とても大切です。
一人の女性は、美しいのに自分の醜さで悩んで、拒食と過食を繰り返していました。お酒を飲み、薬を飲んでも、安心がありませんでした。なぜなら、彼女の頭脳には、お母さんから入れられた、ひどく否定的な情報が一杯入っていたからです。痩せると、「お前はがりがりで気持が悪い」、太ると、「お前はぶくぶくで気持が悪い」と言われました。どういうふうに自分を変えても、悪く言われたので、頭のコンピューターは「ダメだ」「ダメだ」という情報で一杯になってしまって、食べることができなくなり、次には食べるのをやめることができなくなりました。実は大変な美人でした。でも、「お前は醜い」というデータしか入ってなかったのです。
マスコミや雑誌から入る情報にも、ゴミがたくさんありますから気をつけてください。
あなたの心は、真珠のような真理で満ちていますか? それともゴミのような情報で満ちていますか? おそらく混ざっているでしょう。それなら、正しい真理が勝利するように、しっかり入れてあげましょう。
終わりに、兄弟たち、すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと、すべて清いこと、すべて愛すべきこと、すべて名誉なことを、また、徳や賞賛に値することがあれば、それを心に留めなさい。(フィリピ4:8)