お元気にお過ごしですか。東洋宣教教会の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
さて、吉田兼好は、「徒然草」の中で、「友として不適当な人間」を7種類あげています。その中の一人が、「身強き人」であるといわれています。余りにも頑丈な人は友として持つべきではないというのです。理由は簡単です。思いやりがないからです。健康である事はすばらしい事ですが、「完全な健康体は」人間を知らず知らずの内に傲慢にしていくのです。
このために、文芸評論家の亀井勝一郎氏は、「あまりに頑丈な人間は、真昼間だけであって、夕暮れも夜もないようなものだ。彼と話していて、疲れるのはそのためです。かげりの不在は、一種の暴力ですらある」とまで言われています。
私のことを誰も分かってくれない。このように思っておられる方はおられませんか。私は独りぼっちだ、そう思っておられる方はおられませんか。しかし、イエス・キリストは、私達の弱さを知っていて下さるお方です。「この大祭司は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです」(ヘブライ4:15)。
イエスは、あなたの弱さを知っていて下さり、あなたを心から愛していて下さるお方です。あなたは、人生を独りぼっちで歩む必要はないのです。このお方が御一緒して下さるのです。イエス様と一緒に今日も歩んでまいりましょう。それではまたごきげんよう。