2008年11月16日(日)信じる者には(マルコ9:23)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。

「『できれば』と言うか。信じる者には何でもできる。」(マルコ9:23)

幼い頃から病気に苦しむ子供を持った父親の話です。何とかこの苦しみから子供を解放して欲しいと思い、イエスに願いました。
「おできになるなら、わたしどもを憐れんでお助けください。」

「おできになるなら」という言葉には色々な含みがあります。「このわたしどものためにお時間を割いていただくことがおできになるなら」という意味もあるでしょう。あるいは「神の御心ならば」というつもりで「おできになるのなら」という場合もあるでしょう。しかし、半信半疑で「できなくてもともと。もしできれば儲けもの」というつもりで「おできになるなら」という場合もあるのです。
イエス・キリストが問題にされたのは、全能の神の力に疑いを差し挟む半信半疑の中途半端な信仰です。力不足が原因で神にできないことはありません。そのことを最初から疑っているならば、どうして真実な願いを神に届けることができるでしょうか。神へのまったくの信頼こそが事態を良い方向へ変えるのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。