2008年7月13日(日)神が憐み深いように(ルカ6:35-36)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。

「人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」(ルカ6:35-36)

世の中にはギブ・アンド・テイクと言う言葉があります。与えたら与えた分だけ戻ってくることが期待されているのです。
しかし、イエス・キリストはそれとは正反対のことをおっしゃいます。返ってくることを何も当てにしないで貸すのです。

そこには二つの前提があります。一つは人間からは報いがなくても、神は人間以上に報いてくださるお方だからです。人間からはどんな報いも見返りもないとしても、神がすべてをよくしてくださると信じているのです。
もう一つの前提は、実に神がそのようなお方であるということです。神は恩を知らない者にも悪人にも、情け深いお方です。いえ、恩知らずなわたしにも神は恵み深く接してくださったからです。その神の恵みと憐みとを少しでも知っているなら、そのように生きなさいとキリストは私たちに望んでいらっしゃるのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。