2008年6月1日(日)あなたはどう思うか(マルコ8:29)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」(マルコ8:29)
イエス・キリストは弟子たちに直接お尋ねになる前に、「人々は、わたしのことを何者だと言っているか」とまず人々の噂や評判を答えさせました。もちろん、ご自分の噂や評判を気にしていたからではありません。そうではなく、あえて人々の考えを述べさせたあとで、弟子たち自身はどう思うのか、自分の考えを一人一人に問い掛けていらっしゃるのです。
キリスト教というのは誰かの噂や評判で信じる宗教ではありません。結局はわたしがイエスをどう思うか、わたしがイエスを何者だと信じるのか、そこが肝心な点なのです。
もちろん、イエス・キリストが弟子たちにそのことをお尋ねになったのは、唐突なことではありませんでした。それまでキリストと行動を共にし、キリストの教えと働きをよく見聞きしてきたからです。世間の評判ではなく、自分が目で見、耳で聞き、頭と心でよく考えた結果を求めていらっしゃるのです。
「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか」…キリストの問いかけをあなたも是非に留めてください。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。