2008年5月18日(日)目の中の丸太(ルカ6:41-42)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。

「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。自分の目にある丸太を見ないで、兄弟に向かって、『さあ、あなたの目にあるおが屑を取らせてください』と、どうして言えるだろうか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる。」(ルカ6:41-42)

どんな小さなほこりでも目に入れば涙が出てきてすぐに気がつくはずです。まして丸太が目に入って気がつかないことなどありえない話です。
そうです。このイエス・キリストの言葉は、大袈裟すぎるくらいの話です。しかし、そこまで大袈裟に忠告したとしてもなお足りないのが人間です。

人は他人の誤ちにはすぐ気がつきます。しかし、自分自身のことには中々気がつかないものです。ただ、自分に気がつかないだけならまだしも、いかにも自分は正しく、他人は間違っているかのように振舞いがちなのです。
もちろん、キリストの言葉は誰の過ちも注意してはならないというものではありません。そうではなく、他人の過ちに気がついたときに、どれほど自分の過ちの大きさに気がついているのかと言うことなのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。