2008年4月20日(日)わたしが遣わされたのは(ルカ4:43)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない。わたしはそのために遣わされたのだ。」
このイエスの言葉にはご自分の使命についての強い確信が表れています。何のためにご自分が父なる神のもとから遣わされてきたのか、それは、神の国の福音を告げ知らせるためだ、というのです。
イエス・キリストはおよそ30歳のときに、洗礼者ヨハネから洗礼を受けて民衆の前に公に姿をあらわしました。そのときイエス・キリストが告げた言葉は「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」というものでした。
イエスが伝えたものは神の国に関わる福音です。福音とは裁きの言葉ではありません。「良い知らせ」です。この神の国に関わる良い知らせを受け入れるようにと、キリストは遣わされたのです。
イエスの活動を目にした人々は、イエス・キリストが自分たちの町に留まって欲しいと願ったのです。しかし、その願いを振り払うようにキリストはおっしゃいました。
「ほかの町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない」
このキリストの働きは、今なお教会を通して続けられています。どうぞラジオを聴いていてくださっているあなたも、神の国のよき知らせに耳を傾けてください。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。