2008年3月2日(日)敵を愛せよ(マタイ5:43-44)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。

「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」(マタイ5:43-44)

「自分を愛するように隣人を愛しなさい」という戒めは聖書が教えるもっとも大切な戒めの一つです。そこで当時のユダヤ人たちは考えました。「一体誰が自分たちの隣人なのか。敵も隣人と呼ぶに値するのだろうか。いや、敵は隣人とはいえないので、愛の対象であるはずがない」
しかし、イエス・キリストはおっしゃいました。「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」
なぜ敵を愛し、迫害する者のために祈るのでしょうか。イエスは続けておっしゃいます。
「あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである」

神の愛は自分に善くしてくれる者だけを愛する条件付きの愛ではありません。善人にも悪人にも太陽を昇らせ、恵みの雨を注いでくださるお方です。神がそのようにわたしたちを愛してくださっているからこそ、わたしたちもその愛に応えてふさわしく生きるのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。