2007年12月16日(日)解放の時(詩編146:7-8)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第146編7節8節の言葉です。
「主は捕われ人を解き放ち 主は見えない人の目を開き 主はうずくまっている人を起こされる。」
きょうの詩編では神に信頼し、神を頼って生きることとの幸いを歌い上げています。
「神に頼る」というと、日本ではあまりよくないイメージがあります。神に頼るような人間はどこか問題があり、弱い人だと思われがちだからです。「神頼み」と言えばもっと悪いイメージです。
しかし、聖書の世界では神に頼ることこそ、人間として正しい生き方であると教えられます。なぜなら人間こそ、その思いと行いは怪しげで頼りないものであるからです。
聖書の神は罪の世界に捕らわれた人間を解き放ってくださいます。罪のための正しく物事を見ることができない目に光を与えてくれます。聖書の神こそ罪のためににっちもさっちも行かなくなってうずくまっている人間を立ち上がらせてくださるのです。
今月、キリスト教会ではイエス・キリストの降誕を覚えて過ごしています。神のもとから遣わされたキリストこそ、わたしたちに罪からの解放をもたらしてくださるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。