2007年10月7日(日)日を正しく数える(詩編90:12)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第90編12節の言葉です。

「生涯の日を正しく数えるように教えてください。 知恵ある心を得ることができますように。」

子供だったころ、一年がとても長く感じられました。大人になるまでに延々と時間が続くような思いでした。大人になってからは、一年がとても短く感じられます。毎日することがいっぱいで、忙しいからというのもあるでしょう。しかし、忙しく毎日が過ぎ去っていれば、それで充実した生涯を過ごしたとは言えません。何のために忙しくしているのかそれが問題です。そうでなければ、あっという間に空しく人生は終わってしまいます。

この詩編の作者は、生涯の日を正しく数えることができるようにと神に願っています。生涯の日を正しく数えるとは、ただ単にきょうがいつなのか、カレンダーを知っているということではありません。生涯の日を正しく数えるとは、瞬く間に過ぎ去っていく生涯の中で、きょうという日に何をなすべきかを判断する力のことを言っているのでしょう。その知恵ある心を神に願っているのです。
人の生涯は長いようで短いものです。何もしないままあっという間に終わってしまったということがないように、きょうという日を生きる知恵を神からいただきたいと切に願うものです。

それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。