2007年8月26日(日)乾ききった大地のように(詩編63:2)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第63編2節の言葉です。

「神よ、あなたはわたしの神。 わたしはあなたを捜し求め わたしの魂はあなたを渇き求めます。 あなたを待って、わたしのからだは 乾ききった大地のように衰え 水のない地のように渇き果てています」

何日も雨が降らない日が続くと、大地がかさかさに乾ききって、木々の葉っぱもしおれてクルクルと縮れたようになってきます。夏の日照りが続くとき、そんな光景をよく目にします。その乾ききった大地に例えて、この詩編の作者は自分の魂の渇きを表現しています。それは、神によってだけ満たされる渇きなのです。

この詩編の言葉を読んでいて、アウグスティヌスが言った有名な言葉を思い出します。
「あなたは私たちを御自分に向けてお造りになりました。ですから私たちの心は、あなたのうちに息うまで、安らぎを得ることができないのです」

人間のお腹は食べ物によって満たされます。人間の喉は飲み物によって渇きを癒されます。しかし、人間という存在そのものは造り主である聖書の神と共にいなければ満たされることはできないのです。この詩編の作者もアウグスティヌスもそのことをよく知っているのです。
あなたがもし心に渇きを感じるなら、何よりもまず聖書の神を求めてください。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。