2007年7月1日(日)そのように成り、そのように立つ(詩編33:9)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第33編9節の言葉です。
「主が仰せになると、そのように成り 主が命じられると、そのように立つ」
旧約聖書のはじめには、神がその言葉によって天地万物をお造りになったことが記されています。それこそが、神がご自分がいかなるお方であるかを示す最初の紹介文なのです。聖書の信仰はこの神が天地万物の創造者であると同時に、天地万物を治め、保たれるお方であり、罪によって破壊された世界を救いへを導くお方であると信じる信仰です。聖書が示す救いの確かさは、神が天地万物の創造者であることと切り離すことができません。
聖書の神がひと言「光あれ」とお命じになれば、たちまち光が造られたように、「主が仰せになると、そのように成り 主が命じられると、そのように立つ」のです。それは遠い昔の神話の世界の話ではありません。聖書の神を信じる者にとっては、この神の力強い言葉こそ、救いの確かさをゆるぎないものにしているのです。
現実の世界を見るときに、そこには希望の見出せない出来事が満ちています。その希望のない世界をいくら見つめ続けたところで、生きる確かな手がかりをつかむことはできません。ただ、「主が仰せになると、そのように成り 主が命じられると、そのように立つ」、その神の言葉がきょうを生きる希望を信じる者に与えてくれるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。