2007年6月3日(日)なんという恵み、なんという喜び(詩編133:1)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第133編1節の言葉です。
「見よ、兄弟が共に座っている。 なんという恵み、なんという喜び。」
この詩編は、バビロンの支配から解放されたイスラエルの人々の喜びの詩です。その喜びは再びエルサレムの神殿で共に神を礼拝する喜びです。ここに出てくる兄弟とは文字通りの兄弟ばかりではありません。聖書の神を信じて生きる共同体のメンバーです。神を信じる者たちを家族に例えているのです。
イエス・キリストの教会も信仰の共同体です。互いに共同体のメンバーを兄弟姉妹と呼び合います。年齢も職業も生まれ育った環境も、場合によっては国籍も違います。普段はそれぞれ違った場所で過ごしていても、日曜日の礼拝に顔を合わせます。同じ聖書の言葉に耳を傾け、心を一つにして祈り、同じ賛美の歌を捧げて神を礼拝します。
「見よ、兄弟が共に座っている。 なんという恵み、なんという喜び。」
礼拝に集うたびに、この詩編の言葉を想います。日曜日の礼拝は神の家族の再会の場です。父である神のもとに集まり、時間と場所を共有して共に過ごすことはなんという喜びでしょう。
イエス・キリストを通して、あなたもこの礼拝に招かれています。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。