2007年5月6日(日)闇の中にも光が(詩編112:4)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第112編4節の言葉です。

「まっすぐな人には闇の中にも光が昇る 憐れみに富み、情け深く、正しい光が」

この詩編は主を畏れる生き方の幸いを歌い上げています。どんな祝福がその生き方に伴うのか、数え上げています。その祝福の一つが先ほどお読みした言葉です。
「まっすぐな人には闇の中にも光が昇る 憐れみに富み、情け深く、正しい光が」
「闇」というのも「光」というのもここでは比喩的な表現です。罪深い人間の生きる社会は闇で覆われています。闇の中では正しく見ることができないように、罪に覆われた社会は真実が覆い隠されて正しく見ることができません。正義も憐みも姿をすっかり覆われてしまいます。けれども、主を畏れる生き方には、この闇に覆われた世界にあっても光を失うことがないのです。なぜなら主ご自身が正義と憐みの光となって輝いてくださるからです。そればかりではありません。神ご自身が憐れみに富み、情け深く、正しい光であられるように、主を畏れる道を歩む者は、その人自身が憐れみに富み、情け深く、正しい光とされるのです。

主イエス・キリストは「あなたがたは世の光である」とおっしゃいました。まことに主を畏れる者はその人自身がこの世にあって光輝く祝福をいただくのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。