2007年2月25日(日)生きる望みは主に(詩編30:6)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第30編6節の言葉です。
「ひととき、お怒りになっても 命を得させることを御旨としてくださる。 泣きながら夜を過ごす人にも 喜びの歌と共に朝を迎えさせてくださる。」
辛い体験をしたときに、だんだんと気弱になってくることがあります。こんな辛い目にあっているのは、自分のやったあのことこのことが災いしてるのではないか。今苦しみにあっているのは、自分が神様から見捨てられているからではないか、そう気弱に思ってしまうことがあります。そう思い始めると、どんどん悪い方へと考えが向かってしまいます。もはや苦しみのどん底から抜け出すことはとても難しいように感じられます。
きょうの詩編の言葉は、そんな苦しみの底にあるわたしたちに希望の光を投げかけてくれます。
神の御旨は、命を得させることにあるのです。神は恵み深くも、そのように決めてくださったのです。このことを信じて、そこから軸足がぶれないようにすることが大切です。神は滅ぼすためにご自分の民をお選びになったのではありません。神は命を得させようとしてご自分の民をお選びになったのです。
このことを信じて疑わないならば、たとえ神の怒りを感じることがあっても、出口を見出すことができます。たとえ泣きながら夜を過ごすことがあっても、泣いたままで朝を迎えることはないのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。