2007年1月14日(日)神に向き合う幸い(詩編16:8)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第16編8節の言葉です。

「わたしは絶えず主に相対しています。 主は右にいまし わたしは揺らぐことがありません」

「自分の人生は自分で決めるもの」と聞くと随分格好いい生き方に思えます。しかし、考えても見れば、他の誰でもなく最後は自分で判断して自分で決めなければならないと言うのが人生です。それだけに責任も重いのです。
けれども、最後は自分で決断するとは言っても、誰にも相談しないというわけではありません。もし、「自分の人生は自分で決めるもの」という言葉の意味が、「誰にも相談しない」というのと同じ意味だとしたら、それはとても危うい生き方です。大切なのはどんな人生のカウンセラーを持っているかということです。

この詩編の作者は「わたしは絶えず主に相対しています」と述べています。いつも目の前に聖書の神様を置く生き方です。寝るにも覚めるにも、右に行くにも左に行くにも、いつも聖書の神を目の前において対話しながら歩む人生です。それは、神任せの無責任な生き方とは違います。神の言葉である聖書を読みながら、神に祈りながら、もっとも正しい決断に導かれようとする生き方です。そこにこそ、人生に揺るぎない確信が生まれるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。