2005年11月13日(日)驚くべき御業を成し遂げられる主(詩編107:08)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第107編の言葉です。
「主に感謝せよ。主は慈しみ深く 人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。」
この詩編107編には繰り返される語句があります。それが今お読みした言葉です。「主に感謝せよ。主は慈しみ深く 人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。」
では、聖書の神が人間に対して成し遂げてくださった「驚くべき御業」とは一体なのでしょう。それはその言葉と並んで、もう一つ繰り返される言葉にヒントがあります。それはこんな言葉です。
「苦難の中から主に助けを求めて叫ぶと 主は彼らを苦しみから導き出された。」
聖書の神が人間に対して成し遂げてくださった驚くべき御業とは、人間を繰り返し苦しみの底から助け出して下さったことです。しかも、その苦しみは人間が自分の手で蒔いた苦しみなのです。
人は荒れ野で迷い道を踏み外し、正しい道へと引き戻されても、それでもまた神の仰せに反抗し、神の御計らいを侮るくりかえしです。しかし、それでも神は苦しみ叫び求める者の声を聞いてくださったのです。この神の深い慈しみに目を留めましょう。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。