2005年10月23日(日)栄と輝きをまとわれる主」(詩編104:1)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第104編の言葉です。
「主よ、わたしの神よ、あなたは大いなる方。 栄えと輝きをまとわれ 光を衣として身を被っておられる」
新約聖書のヨハネによる福音書に「いまだかつて、神を見た者はいない」と書かれています。しかし、聖書には神を光り輝く姿として描いている個所がたくさん出てきます。光そのものは神ではありませんが、聖書には「神は光である」とさえ言われています。もちろん、神を光と呼んだり、神の姿を栄光に輝く姿に描くのは象徴的な意味をこめてのことです。
きょうの詩編にも、神は「栄えと輝き」をまとい、「光」を衣のようにして身を被うお方として描かれています。その燦然と輝く姿は、ただ、信仰の目を通してしか仰ぎみることはできません。
現実の世界は、人間の罪のために闇と悲惨とが地を被い、神の栄光の輝きを見えにくくしているかもしれません。しかし、それでもなお、神が造られた世界は神の栄光に被われ、神の恵みが注がれているのです。きょうこの番組を聴いてくださっているあなたが、その置かれている場所で、この神の輝く姿を仰ぎみることができますようにと、心からお祈りしたします。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。