2005年9月11日(日)主に向かって喜びうたおう(詩編95:1)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第95編の言葉です。
「主に向かって喜び歌おう。 救いの岩に向かって喜びの叫びをあげよう」
この詩編の作者が歌う喜びとは、神の御手のうちにあることの喜びです。深い地の底も、高い山々の頂も、海も陸もすべては神がお造りになり、神の御手のうちにあります。そのすべてのものを造られた聖書の神は、わたしたちをも造られました。その神の御手の中に生きている喜びをこの詩編の作者は歌います。
神は世界と人間をただお造りになっただけではありません。お造りになったすべてのものを支え、心に留めてくださっています。その事実を知るときに、この詩編の作者の口から喜びの叫びが湧き出ます。神に支えられている喜び、神に養われている嬉しさです。
人間には限りがあります。力も知識も限られています。その頼りなさ、不甲斐なさに心を向かわせるなら、たちまち不安のどん底です。
けれども私たちを支えてくださる神には限りがありません。わたしたちをご自分の手の中に置いてくださる聖書の神が共にいてくださるときに、不安な思いから解放され、心のうちに喜びが溢れるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。