2004年12月26日(日)ハレルヤ(詩編148:1)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第148編の言葉です。
「ハレルヤ。 天において 主を賛美せよ。 高い天で 主を賛美せよ。」
旧約聖書の詩編は全部で150編あります。そのおしまいの五つの詩編は「ハレルヤ詩編」と呼ばれています。どれも「ハレルヤ」という言葉で始まっているからです。「ハレルヤ」というのは「主をほめたたえよ」というヘブライ語です。
この148編では、すべて神によって造られたものが、造り主である神を賛美するようにと呼びかけられています。上は天にあるもの、下は地にあるもの、すべてのものが奏でる賛美の音楽が宇宙全体に鳴り響くような壮大なスケールの詩編です。
人は大自然や大宇宙を見るときに、その大きさ、美しさに驚きを感じます。しかし、この詩編の作者が驚嘆を覚えているのは、大自然や大宇宙そのものではありません。その大自然、大宇宙の中に神の威光が満ちているのを見出して、神の偉大さに深い感動を覚えているのです。
いえ、そればかりではありません。その神がご自分の民をこよなく愛し、救いを確かなものとしてくださることに、深い感謝を覚えているのです。
神はイエス・キリストを通して、今もなおご自分の民を救い、この賛美の輪へとわたしたちを招いておられます。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。