2004年11月14日(日)人は何者?(詩編8)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第8編の言葉です。
「そのあなたが御心に留めてくださるとは 人間は何ものなのでしょう。 人の子は何ものなのでしょう あなたが顧みてくださるとは。」
満天の星を見るときに、宇宙の広さ大きさに圧倒されます。都会ではそんな大きな宇宙を素朴に眺める機会がなくなってきました。
この詩編の作者は空をさえぎるものもない広々とした場所で、天に輝く星を仰ぎながら、つくづく人間の存在がちっぽけなものであることを感じました。広大な宇宙に飲み込まれてしまいそうな人間。自分が生まれる前から輝き続けている幾千万の星。その星と比べれば瞬く間に生まれては消える人間。
しかし、この詩編の作者の驚きは、人間の存在の小ささにあるのではありません。そうではなく、この大宇宙の中に埋もれてしまいそうな小さな人間に、神の最大限の愛が注がれていると言う事実、その事実に、この詩編の作者は深い感動を覚えているのです。
天地万物をお造りになった聖書の神は、今もなおあなたを御心に留め、顧みてくださっています。ぜひあなたも聖書の神と出会って、自分自身の尊厳さを発見してください。