2004年10月24日(日)夜の眠りの時にも(詩編4)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編、第4編の言葉です。
「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります。 主よ、あなただけが、確かに わたしをここに住まわせてくださるのです。」
夜、心地よい疲れの中でぐっすりと眠れることは幸せなことです。しかし、もし誰かのしたこと、誰かの言った言葉がぐるぐると頭の中をめぐり始めたらどうでしょう。まんじりとも出来ずに夜を明かしてしまうことになるでしょう。きっとこの番組を聴いていてくださっている方の中には、そんな眠れない夜を過ごして朝を迎えられた方もいらっしゃるかもしれません。
人は生きていく上で、色々な苦しみに遭います。自分に落ち度がないのに、様々な嫌がらせにあって苦しむこともあります。そのことを思い返すだけで、煮え返るような気持ちになってしまいます。
しかし、この詩編の作者は言います。
「平和のうちに身を横たえ、わたしは眠ります」
この人は眠れないほどの苦しさを経験したことがない人だったのでしょうか。そうではありません。この詩編もまた苦しみの中から生まれた詩です。苦しみの中で神にすべてを委ねて得る心の安らぎを学んだのです。
どうぞあなたも聖書の神のもとにあなたの重荷を下ろして平安を得てください。