2004年10月10日(日)なにゆえ、国々は騒ぎ立ち(詩編2)
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編、第二編の言葉です。
「なにゆえ、国々は騒ぎ立ち 人々はむなしく声をあげるのか」
ばら色のはずだった21世紀も、蓋を明けてみれば昔の時代とそんなに変わりがありません。あちらこちらで戦争やテロの噂を耳にします。せっかく築き上げたと思った平和も、一瞬のことで吹き飛んでしまいそうです。まさに旧約聖書の時代とおなじように、国々は騒ぎたち、人々はむなしく声をあげています。
この詩編の第二編は、神が新しい王の即位を告げて頂点に達しています。「聖なる山シオンで わたしは自ら、王を即位させた」
もし、この新しく即位した王が、他の王たちや支配者たちと同じであれば、戦争の火種がまた一つ増えたにすぎません。
後にキリスト教会では、この新しい王こそ、救い主イエス・キリストメシアであると考えました。
イエス・キリストは支配することによってではなく、むしろ徹底的に仕えることによって、平和と救いをもたらしてくださる王なのです。あなたも是非、このイエス・キリストのもとへ来て心の平和を得てください。