2020年3月24日(火) 小さな朗読会247「かすかな細い声」(「いこいの水のほとりにて〜魂への慰めのことば」C.H.スポルジョン著)
ほほえみトークの第4週、「小さな朗読会シリーズ」もいろいろな作品をご紹介してきました。今年は、1月28日から「いこいの水のほとりにて〜魂への慰めのことば」をお届けしています。今日はその3回目。過去放送データから1月28日(火)、2月25日(火)の放送も聴くことができます。
この本は、2年前、2018年1月20日に、佐藤強先生(引退教師)の翻訳で、いのちのことば社より発行されました。
佐藤先生は、「病をはじめとして、私たちが生きるうえで避けて通ることのできない様々な試練、苦難、死の問題などについて聖書のみことばによる慰めと励ましが記され、病院チャプレンを経験した者として皆様に紹介するにふさわしい内容を持っている」と翻訳を決意されたのでした。
今日のメッセージは「かすかな細い声」です。
「地震の後に火があったが、火の中にも主はおられなかった。
しかし火の後に、かすかな細い声があった。」(列王記第一 19章12節・新改訳)
「神はどのようにして、私たちの心に触れてくださるのでしょうか。
天の父なる神は、多くの場合、柔らかい、優しい、穏やかな、静かで落ち着いた、かすかな細い声を用いられることが多いのです。
聖霊はやさしく、そして穏やかに、あたかも氷山や氷河を溶かす春の息吹のように働きかけるのです。
冬になると小川は冷たくなり、水面には氷が見られるようになり、その流れはにぶくなります。
しかし、春が来ると一気に力強く流れ始めます。
氷という接着剤が溶けると、ハンマーの音もヤスリの音も聞こえなくなります。
ただ静かな南からの風だけが吹き始め、すべてが命に満ち、自由になるのです。」(メッセージより)