2017年6月13日(火) ほほえみBOX-ちょこっとことばのレッスン(14)
今年ももう6月半ば。このレッスン、挫折を越えて2016年からの再開です。ポイントは3つ。(1)楽器である身体のトレーニング、(2)言葉のルールを知る、(3)表現の技術を磨く、などなど…これからもご一緒に学んでいきましょう。
さて、昨晩「聖書朗読」の奉仕が与えられました。サムエル記上16−17章の「ダビデとゴリアト」です。たった2章なのですが25分間もかかりました。聖書を読む時、知らないことが沢山あるって思いますね〜。自分自身の深い体験があって語ることとは違う「朗読の世界」。じっと心の耳を澄まして聴く方々に、その世界が生き生きと「声」によって描けたら本当に素晴らしいことなのですが、そう簡単には出来ません。
17章は、緊迫した場面。ゴリアトに向かって行く少年ダビデ。この迫力溢れるページをどのように読んでいくか…。準備の段階では行ったり来たり、あれこれ迷います。でもなんとかやり遂げました。預言者サムエル、王様サウル、少年ダビデ、そして、大男ゴリアトと様々に登場する人物たち。遥か遠い昔の出来事なのに、朗読って不思議、人物たちが迫ってくるようです。しかし、朗読には読み手の解釈が入りますから難しいのです。重い務めなのですね。
「この戦いは主のものだ。」、これは、大男に勇気を奮って向かって行く少年のクライマックスの言葉です。「生きておられる神様が必ず僕を守られる!」ダビデの勇気ある言葉が私たちの心に響きます。
昨晩は、奉仕の恵みをいただいて、この聖書箇所が力強く迫って来ました。今日を生きる私たちにも主が共におられるのです。
あなたも「声」に出して聖書を読んだことがありますか?それは「黙読」とは全く違う喜びの体験となることでしょう。 熊田なみ子