2016年11月1日(火) リジョイス11月号「あのヒトこのヒト」-一冊の聖書 ジョイクリゲスト:西尾恒夫(恵那教会長老)
ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。
【Q】わたしの生い立ちとキリスト教への導き
わたしは、1936年に恵那郡東野村に生まれました。父方は、お寺の檀家総代で、母方は、恵那の血洗(ちあらい)神社神官でした。ですから、普通でしたらお寺か、神社の跡継ぎになるような生まれです。今でもキリスト教信仰に対する反対があります。
父は、役場収入役であったため、県緑化促進青年隊に入隊し、翌年山林事業所に採用されて植林事業担当でした。
キリスト教との出会いは、私たちが区長さんの実家に一時寄宿していました時の同室者、山本修司さんがクリスチャンであったことです。その当時は静養中でしたが、その後、山本さんは、愛農学園聖書研究短期大学の先生になられ、わたしもそこに神様の導きをいただいて入学することになりました。
そして、山本先生の部屋に泊めていただいたとき、聖書を渡していただいたのです。それまであまり聖書やキリスト教のことは、考えていなかったのですが、このようにして初めて聖書を手にすることができました。
在学中は、聖書通信講座で学び、キリスト教会にも足を運ぶようになりました。聖書から、イエス・キリストこそが私たちの罪の救い主という恵みについてだんだんわかるようになり、ついに卒業した時には信者となっていました。恩師との出会いがわたしの場合の救いの原点です。神様の備えを心から感謝致します。
【Q】どんなお仕事をされてこられたのですか?
県の山林事業所から事務職員へ転出し、多治見保健所、恵那県税務署、県事務所、中山間地農業試験場、恵那土木事務所、多治見病院栄養係、岩村高等学校事務長と定年まで勤めることができました。
出生地に戻りました頃から恵那教会へ礼拝出席しています。また横山長老が市長に当選されたころから会計を預かり、今も奉仕させていただいています。毎週の主の日礼拝で、勉強熱心な草野先生の説教の恵みをいただき感謝の日々をいただいています。
【Q】いつも心に思うみ言葉を
ヨハネによる福音書3章16節です。
「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」(口語訳)。
【Q】最後に皆様に伝えたい一言を
「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの果を結ぶべし」(ヨハ12章24節、文語訳)。真の神を信じる者は救われます。
み言葉に従ってこれからも信仰の歩みを主と共に歩みたいと願っています。