2016年3月1日(火) リジョイス3月号「あのヒトこのヒト」-大震災から5年 ジョイクリゲスト:吉永肇子(東仙台教会執事)
ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。
【Q】信仰を与えられたきっかけは?
母や弟妹と一緒に幼稚園から教会に通い、クリスチャンの友人が闘病生活を続けていたことや、中1の時の宮城県沖地震の経験、教会の交わりの中で信仰が与えられ、20歳で信仰告白をしました。人間には理解できないことも神様は全てご存じであり、お委ねできるので安心感が与えられました。
【Q】3・11大震災の経験から
当時小1だった娘が今は6年生。津波が襲った海は、まだ恐怖が残りますが、クリスチャンが用いられていく働きの速さ、信仰、強さを思わされ、感動し、勇気と励ましをいただいてきました。沢山の兄弟姉妹が共に祈り活動しました。混乱と緊張の中、教派を問わず力強く働く姿に被災地にいた者たちは本当に感動し励まされました。
【Q】復興支援への導き
小さな東仙台教会が今なお継続しているとは本当に不思議な導きです。震災三日目の夜、物資が送られてきてから配る働き、支援への導きの中にも不安、困惑、心配がありました。その中で協力者が備えられ、ふさわしい所への導き、必要な解決策を与えられ、これからもつぶやかず感謝して歩んで行きたいと願っています。
ボランティアのために訪れてくださる兄弟姉妹、全国、海外からの交わりを通して、神様からの大きな愛、慰めを感じさせられています。今後の働きの継続もよき歩みとなりますよう祈っています。
【Q】今心に刻まれている聖句は?
がっかりしたり、忙しくなったりする時によく思い出すみ言葉、「何事も、不平や理屈を言わずに行いなさい。そうすれば、……命の言葉をしっかり保つでしょう」(フィリ2章14〜16節)。
苦しい時、困難な時には、「耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます」(1コリ10章13節)。
「何事にも時があ」る(コヘ3章1節)。常に教えてくださっている神様からの声を聞き分けることができますように。
【Q】これからのヴィジョンを。
私は今、先人に学び、後進に託す時期を生かされています。震災を経験した次世代が生きやすい社会になるよう、目の前の人々に丁寧に関わり、困難を抱える方々を支えられますように。キリストを見上げつつ、成長し、職場に於いては障碍児や家族の相談を受けるときにも、必要な助けができますよう学びを深め、理解を深め、必要に応えることができるよう願っています。
「あなたがたは主キリストに仕えているのです」(コロ3章24節)。