2015年4月7日(火) リジョイス4月号「あのヒトこのヒト」-私と地方伝道 ジョイクリゲスト:熊崎伸一郎(ひたちなか教会長老)
ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。
【Q】最初に自己紹介をお願いします。
ひたちなか教会の長老をしています。仕事は、茨城キリスト教学園というキリスト教主義の学校の教員です。学生の頃までは、埼玉県に住んでいて、就職と同時に茨城県に住むようになり、教会の伝道も水戸で始められ、教会生活と教員生活が同時に茨城の地で始まりました。この地で家内と出会い4人の子供が与えられました。家内の祖父は、戦前からこの地で宣教師と共に伝道していました。父も茨城県北部の教会の牧師をしています。
【Q】心に刻まれた聖句は?
私の好きな聖書の言葉は、「あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです」(フィリ2章13節)です。私たちは、神様に用いられる道具です。自分自身で輝くことはできません。ただ、神様の御心を求めて歩むだけです。私は「謙遜」という言葉が好きです。謙遜な態度は、いつも救い主イエス・キリストの姿勢でした。謙遜な態度で、神様に従う生き方をしたいと考えています。いつも、学校の礼拝で生徒に語っていることです。
【Q】茨城放送「あさのことば」リスナーの方が教会にいらっしゃったと伺いましたが。
はい、男性の方で日曜礼拝に出席されました。車で30分位かかる距離の方で、初めての教会の敷居はどうも高かったようですが……大変嬉しい出会いを神様からいただきました。
地方の教会に来る人は、一年に数人しかいません。一年に求道者がひとりもこない年もあります。教会に来られた方を心から迎えることが大切だと思います。教会に来るのはとても勇気のいることです。人生の悩みを抱えて教会に来られる時も、その不安を喜びにかえるおもてなしが大事です。心から寄り添うことがまず求められます。
【Q】地方伝道に励みながら教えられていることがありますか?
大切なことは、一人ひとりが遣わされたところで、主の栄光を現す生き方を求められます。その土地の強い絆で結ばれた共同体の中で伝道するわけですから、よりクリスチャンの生き様が強く求められます。私は遣わされたところで、神様と隣人に仕える生き方をするようにいつも心がけています。ですから「謙遜」という言葉が好きなのです。
それぞれが与えられている豊かな賜物を活かし、遣わされたところで神様の恵みの良き管理者として、互いに仕えあう生き方ができるようにと祈り願っています。