2015年3月3日(火) リジョイス3月号「あのヒトこのヒト」-六代目クリスチャンとされて ジョイクリゲスト:家山めぐみ(南浦和教会会員)
ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。
【Q】日本で6代目の方と初めてお会いしました。自己紹介をどうぞ。
私は教会役員のクリスチャンホームに生まれ、今は臨床心理士7年目の働きをしています。今回確認し、江戸時代の文化や嘉永生まれの方々から信仰が受け継がれてきたことがわかりました。また、私の母方の曾祖父は、アメリカの神学校で学び、信徒として神戸YMCAの初代理事長等で用いられたようです。
【Q】約130年の信仰継承ですね。信仰告白への道のりはいかがでしたか。
周りからは恵まれた家庭に見えるようでしたが、それとは裏腹に、同居していた祖母にまつわり、自分の中では嫌なことやマイナス感情を表現できずずっと抑圧し、その自分の内界と外からの印象のギャップに言葉にならないしんどさを感じていました。高校生の時、改革派の夏キャンプで牧師先生方が参加者に行ってくださった心理テストのフィードバックを聞いた時に、初めて自分の暗い部分、惨めな人を愛せない醜い自分に出会わされたと同時に、その醜い罪の中にある自分を十字架と復活によって無条件で愛してくださる方がいることを知りました。その愛に応えていきたい、と信仰告白に導かれました。超教派で実際的学びを受けたり、学生会では『カルヴィニズムの5特質』(E.パーマ)を読み、父方の伯父のほとばしる赤ペンのメモに導かれるように、徹夜する位熱中し、感動しました。
【Q】大好きな聖句やうれしい思い出など
自分をケアできる前に大変な仕事についてしまったこともあり、燃え尽き1年間お休みしていた時期がありました。そこで神様と自分とじっくり向き合う中で、詩編139編やローマ8章26節等の御言葉によって生かされることをより体感できるようになりました。C-voiceの温かな交わり、仲間の祈り、宣教師夫婦の愛に支えられ、少しずつ道が開かれていきました。一つ一つ自分の課題と向き合う力をも神様が与えてくださいました。
【Q】これからのビジョンについては
信仰の継承の為に、信仰者の全人的成長が大切と思わされています。親等からのメッセージと神様のメッセージが混乱している等により交通整理やグリーフケアが必要な方もおられます。具体的な形はまだわかりませんが、心から神様に向かい易くなる為の道を整えるクリスチャンの臨床心理士としての働きを望んでいます。そして、「古い自分」が残る私ですが、人々が、自分の罪からの救い主、人生の主人としてキリストを受け入れ、生き生きとした自律した信仰に導かれるようなお手伝いができればと願っています。