2015年2月3日(火) リジョイス2月号「あのヒトこのヒト」-万事が益となるように共に働く ジョイクリゲスト:近藤春樹(伊丹教会所属西谷伝道所長老)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

【Q】78歳で現役のお医者さんですね。

 26歳で国家試験に合格し各地で働き、還暦を迎えてから地域の医院開業に導かれました。神学校が近いので校医もさせていただき、夫婦揃って元気です。

【Q】今までの歩みを。

 我が家が主イエスを救い主とすることができたのは私の両親に信仰が与えられた恵みによります。父母は親から勘当されました。封建時代の名残りの強い村社会だったのです。
 子どもの頃は厳しく教会生活を躾けられました。我々兄弟(弟は恵泉教会)は大学生になるまで部活動禁止。当時は不満を覚えることもありましたが今となっては感謝しています。幸い教会で出会った妻と結婚し娘三人も教会に連なり、可愛い孫たちもいます。
 高校2年生の時に父母が単立で伝道所を開拓していた神戸で、親に勧められるままに信仰告白をしました。自覚的に罪の重荷を取り去ってくださって、天が開けるような素晴らしい喜びを与えられたのは、大学3年生の時でした(マタ12章31、32節 マコ3章28、29節 ルカ12章10節)。

【Q】西谷開拓伝道に導かれた経験をぜひ。

 医院開業の年から2階でウィリアム・モーア宣教師夫妻と共に伊丹教会の協力で伝道を始めることができました。家族たちも医療と福音宣教に重荷を負ってくれています。
 2011年にはすぐ近くに会堂も与えられました。伝道の初穂のMご夫妻の事務所であった場所です。兄弟が先に天に召されたことにより譲り受けるということになり、現在金田幸男牧師を迎えて伝道が続けられています。伊丹教会からも河内長老ご一家が転居され重荷を共にしてくださっています。誠に欠けの多い貧しい器でありますが主は憐れんで助けてくださいました。
 人生を支えた御言葉は、「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています」(ロマ8章28節)です。振り返ってみると神様は確かにすべてを益としてくださったのです。

【Q】今後のヴィジョンを。

 当地は日本の原風景のような村社会で、キリシタン禁制時の檀家制度が根強く残る伝道困難な所です。第二次大戦後ようやく信教の自由が保障されるようになりましたが、偶像崇拝、金権崇拝は支配的です。世に勝つ主イエスの復活信仰をもって光栄ある責務を全うしたいと願います。子どもたちや高齢者たちのための新たなプログラムも考えながら励んでいます。