2015年1月6日(火) リジョイス1月号「あのヒトこのヒト」-主に与えられた『時』を生きる ジョイクリゲスト:遠部敦也(忠海教会執事)
ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。
【Q】自己紹介をお願いします。
忠海にあります聖恵会で働かせて頂いています。丁度10年です。家族皆で忠海教会に出席しています。
【Q】聖書との出会いは?
私は幼児洗礼を受け、祖父は牧師でした。高校は親元を離れての寮生活で高校近くの教会で出会った先生から信仰告白を勧められました。ざっくばらんな先生で、確か「あまりあれこれ考えずに、まあやってみなさい」と話をして頂いたと思います。結論だけ言うと、すごく適当な話のように聞こえるかもしれませんが、もちろん、きちんとした意味があっての話だったと思います(笑)。帰省した際、不思議と祖父からも信仰告白をしてはどうかと勧められ、示されているのが今なのかなと妙に納得しました。忠海教会で祖父の司式でした。
【Q】いつも心に浮かぶ聖書の言葉は?
「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある」(コヘレトの言葉3章1節)がいつの間にか心の中に浮かぶようになっていました。正確にいうと1節だけでなくその後も含めてです。まだ40歳という短い私の人生ですが、振り返ると、主が与えられた“とき”を感じることがあります。そうした時に主の御前に謙ることを教えられ、心に平安が与えられ、また、励まされます。
【Q】思い出に残る人との出会いは?
まだゆっくり振り返る余裕がないのが本音で、お一人挙げるとすればキムドヒョン牧師(小倉伝道所)です。2年前に聖恵会で約半年働かれました。来日してからの働くことや伝道することの難しさを熱く語り合いました。私と同世代で学ばされることが沢山あり、それぞれの場所で頑張りましょうと互いに送ったエールには今も勇気づけられています。
【Q】新年のヴィジョンをぜひ!
現在、過疎化、少子高齢化により大きな課題に直面しつつあります。こうした中で、特に住み慣れた地域で暮らし続けたいと願う高齢の方々を支援できる事業に取り組みたいと願っています。また、支えてきた様々な団体の力が弱まり、地域コミュニティーの維持に不安を抱えていますから、社会福祉事業のノウハウを生かして一翼が担えればと願っています。
まず取り組んでいきたいことは、働く人が生き生きと輝く職場を作ること。生き生きと働いていれば、自然と利用者の皆さんにとって安心、かつ喜ばれるサービスが提供できます。働く人や利用される人など、聖恵会の事業に関わるすべての人たちに主の愛を感じてもらえるような場所となることを願っています。