2009年5月5日(火)好きな人がいます(SNSぱじゃぱじゃ2周年!)

お元気ですか?ほほえみトークの熊田なみこです。
光輝く新緑の季節「皐月(さつき)」。爽やかな風が気持ち良いですね。あなたの5月は?お出かけの機会も多いことでしょうね。今日は子どもの日。あなたの今日はどんな一日ですか?

さて、SNSぱじゃぱじゃが2007年5月に始まってちょうど2周年。ほほえみNami日記はなんと230件を超えました。いろいろ書いてきましたね。ほほえみトークの裏番組、神様がくださった恵みの足跡です。興味のある方はぜひ読んでくださいね。HP「ふくいんのなみ」に詳しいお知らせがあります。
さて今日はその仲間、神戸のYuukoさんの日記をまずご紹介。タイトルは「離れていても」

「離れていても好きな人がいます。その人とは、もう1年近く会っていません。これからも会う機会はないでしょう。でも、離れていてもその人のために祈ることはできます。妨げるものは何もありません。これは、私たちクリスチャンに与えられた最高の宝だと思います。毎晩寝る前の祈りをする時に、その人のために神様の祝福を願って祈る時が、私の一日の中で、一番、幸せな時間です。神様は、わたしを、まったく魅力のない女性として、お創りになりました。そして、男の人と二人で幸せを築いていくということのない人生をお与えくださいました。でも、男女の恋愛だけが、愛ではありません。恋愛だけが幸せをもたらすわけでもありません。愛や幸せには、いろいろな形があるのです。私にはお互いのために祈り合える人がいます。その人は、近くにいるわけではありませんが霊的な意味で、いつまでも傍にいてくださると信じています。そのような相手が与えられているだけでも、大きな素晴らしいお恵みです。
また、私には他に一人、その人のために祈り続けたいと思える人がいるのです。その人は、わたしのことは、もしかしたら忘れてしまっているかもしれませんが、そんなことは、祈りの妨げにはなりません。こういう形の幸せもあるんだなぁ、と思います。つい最近までは、思いもよらなかったことです。すべてを善いようにはからってくださる神様に、感謝、です。」

私は、「自分のことを忘れてしまっているかもしれない人のためにも祈る幸せ」を知っているYuukoさんは、素敵な魅力的な方ではないかと思いました。日記を読むと神様が創造してくださった自分を素直に受け止められない気持ちもありそうですが…。
「あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたところを見ておられるあなたの父が報いてくださる。」(マタイ6:6)と語られたイエスさまの言葉を思い出しますね。なぜこのようなことをおっしゃったのだろうか、、、と考えましょう。この聖書の少し前に、偽善者と言われた律法学者のパリサイ人の祈りのことが言われています。当時のユダヤ人は、朝9時、昼0時、夕方3時、都エルサレム神殿に向かって祈ることが習慣だったと言われていますし、目立つように人に褒められる為に祈る人々がいたのです。イエスさまはこれと反対のことを語られました。それは誰にも知られていない祈り、報いを求めない祈り、愛する人をくださった神様だけに向かって祈る真剣な祈り、ひたすらに祈る密室の祈りなのです。
でも誰にも知られていないのにどうしてこんなことができるのでしょう?私は誰の心の中にも「ひとりだけの部屋」があるような気がします。そこは、親も子も夫も妻も恋人も親友も、誰も入ることはできない一人になれる秘密の部屋。古代教父アウグスチヌスが「告白」の中で言ったように、「私たち人間は神のもとに憩うまでは本当の安らぎはない」という神様のつくられた心の部屋のような気がしています。Yuukoさんはそこで神様と向かい合って祈るのでしょう。他の日記によると、苛められ蔑まれ人間らしく扱ってもらえなかった人生だとも語られていますが、自分をまるごと救って下さる救い主イエスさまに出会って変えられたのですね。それでなければこんな純粋な思いで好きな人のためにただひたすらに祈れるものでしょうか?なかなかできませんね。私たちはみな自分のこときり考えない愚かさを持っていますし、それを悲しみながらもそんな自分であることを認めざるを得ないのですから。

一人になって神様と向き合う時間、たった一度のいのちの時間の中でその時をいただきたいですね。早朝でも夜の時間でも心を静めて祈る時間を。短くても、言葉が拙くても。自分のために祈ることも大切ですから。Yuukoさんの日記を読みながら「理解されるよりも理解することを 愛されるよりも愛することを!」というフランチェスコの「平和を求める祈り」も思い出します。
イエスさまを信じて自分自身が好きになれると一歩前進。神様がくださる好きな人がたくさん与えられるような気がしています。