2009年3月17日(火)スタジオはお便りがいっぱい
今日もスタジオの中にたくさんのお便りがあります。今までに(もうこの番組は、1750回を超えていますから)いったい何通のお便りが届いたことでしょう。リスナーたちの声を届けながらずっと番組作りに励んできました。素晴らしい感受性で、語っている私よりずっと心に残るご感想を皆様に頂いてきました。
「お手紙を書く」ことは、相手に自分の時間をプレゼントすること、というお話を聞いたこともありました。番組を大切にして毎週欠かさずお手紙やメールをくださるリスナーの仲間たち。ほほえみポストに点字のお便りや似顔絵入りもありましたね。陰にあってご奉仕くださる様々な点訳グループの皆様のご奉仕も本当に感謝でした。ほほえみトークは双方向の番組ですから各地からのお便りやホットラインのお電話、オープンハウスやクリスマスの出会い、夏のふくいんのなみキャンプの出会いに、私もたくさん慰められたり喜んだり共にお祈りしたりできたのです。素敵な仲間たちが全国各地、海外にまでいらっしゃるのです。京都の盲人リスナーの姉妹が表現してくださった「柔らか仕上げ春向きセーターヴォイス」を聴き続けてくださった皆様に心から感謝します。4月からは装いも新たにこの番組が続きます。これからもどうぞ宜しくお願いします。
さて、以前お知らせしました「85歳の信仰告白」(過去放送データで聴けます・2009年1月20日(火)のほほえみトーク)のリスナーの姉妹からお便りが届き、是非皆様にお伝えくださいとのこと。本名でのご紹介をご希望です。栃木県足利市の茂木やいさんと志津子さんからです。お母様が洗礼を受けたのです。
「…今まで我が家も嵐の中にいたように思います。母が洗礼を受け嵐もやんだように平安の日々、いやそれ以上に恵みの日々であります。母は家でも教会でもなく、移った老人ホーム(ショートスティ)の母の部屋で牧師先生と役員の方に来て頂きまして病床洗礼となりました。そこではキリスト教や洗礼式などとは無縁なのでよき伝道にもなりました。ラジオ伝道が母の心を養い、洗礼にまで導くとは考えていませんでした。私や母の思いをはるかに超えたところで神様は導いて下さっていたことを思いました。年齢には関係なく神様の救いはあるとも思いました。母は少し遅かったと言いましたが、私は「そんなことはない。これからだよ。」と言うと母は嬉しそうにニッコリしました。離れていてもいつも主が母の側にいますので安心です。預けたことは神様に全てお委ねしたことも思いました。母は、ショートスティの場で伝道の旅をしているようです。
「85歳の洗礼式」(茂木志津子・詩)
85歳の12月11日
肺炎で入院した母は
覚悟せよとの医師の言葉を 見事に裏切り
命は神様のものであると自らの体で証しし
迎えた退院の日(12月29日)
洗礼を受けると言った母の顔は
冬の空のように穏やかであった
85歳の1月7日
やわらかな日差しの中 母の洗礼式は行われた
母の命はこの日のためにあったと思った
肺炎の苦しみの後
新しい命に生かされる母は 平安と不動の心で満たされている
最初のお便りでは、洗礼式は無理でしょうとのことでした。私たちスタッフ一同も大きな感謝に包まれました。このような恵みを神様からいただきながら私たちも共に神様の御国の進展に励んでいます。世界9カ国の言葉で今日も福音が伝えられているのです。イエスさまがこのように語られました。
「そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから終りが来る。」(マタイ24:14) くまだなみこ