2008年1月29日(火)あなたとわたしの生きてる時間 共に生きる神の家族
しばらく前、教会で「大切なこと−いのち・こども・家族」というお話をしました。「子育ての昔と今、そして未来を考えよう」、「ネットの中に溢れる子育て情報に振り回されていませんか?」本格的なネット社会に突入した日本。乳児期も幼児期も学童期も思春期も、ネットと関係なく過ごすことができません。携帯電話のおもちゃを楽しそうにさわって遊ぶ子どもたち・・・。
その時、しみじみ教会が地域に存在する大切さを思いました。教会には、偽りない心からの対話を願う人々が集まっています。そこには「新しい命の家族」がいます。その中で、一人一人は育み育てられます。子育てもネット社会は孤独ですが、教会は、地域の中であらゆる年齢層が神様を礼拝して生きる場所。そこでは、お互いを許し合い、助け合い、祈り合い、愛し合って、たくましく生きる力を育てています。また、年齢を重ねながら、さらに人間としての成熟に導かれる喜びがあります。天国のドアを目指して生き生きと進んでいるのですから。
新しい家族たちは、いつでも助け合って生きています。先日もこんなことがありました。教会の集会のために安いみかんをみつけ買いたいけれど身体が思うようにならないYさん。助ける車は出せるけど10キロのみかんは持てないリウマチのFさん。そこで喜んで運転できない私は一緒に車に乗り、3人の連携プレーで無事購入。「助けて!」誰かが叫ぶとき、皆が自分に出来ることを一生懸命しながら支え合うのです。イエスさまの愛が私たちをそのように生かすのです。そのお話の時、こんな言葉を見つけて皆様に伝えました。「私がすることはあなたには出来ません。あなたがすることは私には出来ません。でも一緒に私たちは神のために美しいことが出来るのです。」マザーテレサの言葉です。教会は、さまざまの賜物に満ちています。それをお互いのために役立てながら生きているのです。この場所を知らないなんて本当にもったいないことなのです。イエスさまを信じて、罪赦され、お互いを大切に尊敬しあって生きる場所にぜひあなたも。くまだなみこ