2022年6月19日(日) 真理へと導く御霊

 おはようございます。南与力町教会の坂尾連太郎です。
 今朝は、ヨハネによる福音書から、聖霊のお働きについて学びたいと思います。イエス様は、ご自分が去った後、聖霊を送ることを弟子たちに約束されました。ヨハネ福音書14章16節「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる。」

 イエス様は、ここで聖霊のことを「別の弁護者」と呼んでおられます。「弁護者」と訳されている言葉は、ギリシア語の「パラクレートス」という言葉で、「傍らに呼ばれた者」という意味があります。私たちの傍ら、そばに立って助けてくれる、また弁護してくれる存在です。それゆえこの言葉は、「弁護者」の他に「助け主」とも訳されます。イエス様ご自身が、私たちの弁護者、助け主として、神様から遣わされたお方でした。そして、イエス様が天に昇られた後、聖霊が、イエス様とは別の弁護者、助け主として遣わされる。イエス様は、そのことを弟子たちに約束されたのです。

 では、聖霊は、どのようにして弟子たちを助けてくれるのでしょうか。イエス様は、続く14章17節で「この方は、真理の霊である。」と語っておられます。聖霊は、「真理の霊、真理の御霊」として、弟子たちを助けてくれる存在なのです。では、「真理の御霊」は、どのような働きをされるのでしょうか。ヨハネ福音書14章26節には次のようにあります。「弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。」「真理の霊」である聖霊は、弟子たちにすべてのことを教え、イエス様が語られた御言葉を、ことごとく思い起こさせてくださる。そのような働きをされるのです。

 またヨハネ福音書15章26、27節では、次のように言われています。「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのだから、証しをするのである。」最初からイエス様と一緒にいた弟子たち、すなわち、使徒たちは、イエス様のことを人々に証ししていきました。そして「真理の霊」である聖霊も、使徒たちと共に、イエス様について証しし、証言する。そのような働きをされるのです。

 さらに、ヨハネ福音書16章12節13節では、次のように言われています。「言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。しかし、その方、すなわち、真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、また、これから起こることをあなたがたに告げるからである。」

 イエス様ご自身、「神から聞いた真理」を人々に語られたお方でした(ヨハネ8:40参照)。しかし、イエス様は地上にいる間に、すべての真理を語られたわけではありませんでした。それはイエス様ご自身が、「言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない」とおっしゃっていることからわかります。イエス様が地上にいる間、弟子たちはまだ、すべての真理を理解する力がなかったのです。しかし、「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。」、そうイエス様は約束されました。真理の御霊は、弟子たちをすべての真理へと導き、そこへ道案内してくださるお方なのです。

 こうして、「真理の霊」を受けた使徒たちが、その導きによって真理を悟り、その真理を人々に語り伝えていきました。そしてその内容が、ヨハネ福音書となり、また新約聖書になっていったのです。それゆえ、私たちは、新約聖書を読むことによって、イエス様が語り、また聖霊がお語りになった「真理」を聞くことができます。

 しかし、私たち自身には、真理を理解する力がありません。「真理の御霊」が私たちにも働き、導いてくださることによってはじめて、私たちは真理を悟り、理解することができます。そして私たちは、真理を知ることによって、罪の奴隷状態から解放され、自由にされるのです(ヨハネ8:32参照)。聖霊は、そのような真理へと私たちを導いてくださるお方です。聖霊の助けと導きを祈り求めつつ、聖書に記された神の真理に耳を傾けてまいりましょう。


【今週のプレゼント】Q&Aシリーズ「悩んでいないで聞いてみたら?」山下正雄著(2名)
【締切】6月25日  ●申込はこちら