2024年12月7日(土) まことの光

 おはようございます。今月この番組を担当します、仙台教会の風間義信です。

 早いもので、2024年最後のひと月となりました。12月に入り、今年も、街はクリスマスの飾りや音楽でにぎわってきました。もはや日本でも当たり前のような光景ですが、そもそも、「クリスマス」とはキリスト、「マス」は礼拝するということでして、その礼拝されるキリストの誕生を祝う時です。

 このクリスマスの出来事は、新約聖書のマタイによる福音書とルカによる福音書に書かれています。絵本で描かれたり、劇で演じられて、マリアさんやヨセフさん、博士や羊飼いなどが登場するのは、聖書が伝えているからです。

 でも、これだけではありません。もう一つ、ヨハネによる福音書も、クリスマスを伝えています。そこでは、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。」(ヨハネ1:1)と始まっています。これは、聖書の最初にある創世記の出だし、「初めに、神は天地を創造された。地は混沌であって、闇が深淵の面にあり」(創世記1:1)を思い起こさせるものです。この時、神は混沌とした闇の覆う世界に向けて、「光あれ」(創世記1:3)と言われました。

 その神の言葉が人となられて、この世へと来られた、それこそクリスマスです。神ご自身であるイエス・キリストが、人として生まれられ、混沌とし、闇が覆うような世界に、まことの光、希望の光として訪れました。クリスマスのこの時期に、キャンドルの光を見つめつつ、クリスマスに現れたイエス・キリストを思いつつ、過ごしていこうではありませんか。


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