2020年11月21日(土) 福音の訪れ

 おはようございます。仙台教会の風間義信です。
 秋の深まり、日毎に昼の時間が短くなっていく中にあって、自然の移り変わりを感じます。その自然の営みを見つめてでしょうか、聖書は「『…草は枯れ、花は散る。しかし、主の言葉は永遠に変わることがない。』これこそ、あなたがたに福音として告げ知らされた言葉なのです。」(1ペトロ1:24-25)と語ります。

 自然界の営みは人々の手ではどうすることもできず、私たちの小ささを思い知らされます。しかし、その自然界を治めるとするならば、それを造られた方しかできません。聖書にはある時、荒れ狂う嵐を一言で静められた方のことが書かれています。その方がイエス・キリストです。人には決して出来ない自然を治めることが可能であるとするならば、それは世界を造り、守られる神しか考えられません。イエス・キリストはまさにまことの神なるお方です。

 けれども、この方はその大きな力によって私たちを抑え込まれる方ではありません。その言葉は福音、良き知らせとして私たちを慰め、支え、生かすために語られたものです。それが聖書として与えられたものです。

 私たちは来月、神が人となられ、福音、良き知らせをもたらしてくださったことを祝う時を迎えようとしています。それがクリスマスです。その良き知らせを聞く季節があなたにも訪れることを信じています。