2020年7月4日(土) 笑いをお与えくださる神様
おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
何年か前、どういう人物がクラスの人気者なのか、ということを国別に比較した調査結果を目にしたことがあります。ほとんどの国で「正義感」や「親切心」が人気者の特徴でしたが、日本では人を笑わせることができる人が人気者のトップでした。その結果を目にしたとき、情けない思いがしました。けれども、本当に人を笑顔にすることができるなら、これほどすごいことはありません。
聖書の中にサラという人物がいます。この人には子供がいませんでした。人間の目には子供を持つなど不可能と思われる年齢になって、来年の今頃には男の子が与えられるというお告げを神から受けました。
そのとき、サラはあまりの非現実的なお告げに、思わず笑ってしまいました。あきれ返った笑いの裏で、サラの心は自分が侮辱されたような気がして悲しかったかもしれません。けれども、神は約束通りサラに男の子を与え、笑顔をも与えてくださいました。
聖書の神は人の苦しみを誰よりもご存じです。悲しみを喜びに変えてくださるお方です。
きょうの聖書の言葉…「神はわたしに笑いをお与えになった。聞く者は皆、わたしと笑い(イサク)を共にしてくれるでしょう。」創世記21章6節