2020年6月27日(土) 神を中心として
おはようございます。仙台教会の風間義信です。
とかく私たちは、自分を中心にして周りを見たくなるものです。日本で発行されている世界地図は日本が真ん中で、しかも赤く塗られています。でも欧米の地図ではまさに極東、一番端に位置しています。みんな自分を中心に置きたいのかもしれません。
でも、本当に真ん中におられる方は、私たちを造り、生かしておられる主なる神様です。ただ、この神様は目には見えませんので、私たちにもはっきりとその存在がわかるように、人の姿をとってイエス・キリストとして現われてくださいました。しかも、来られたのは仕えるためであるとはっきり言われています。そこでキリストは自分の弟子たちに対しても「あなたがたの中で偉くなりたい者は、皆に仕える者になり」(マタイ20:26)なさいと教えられました。
つまり、世界の中心にドンと構えるのではなく、仕えることの尊さを語られ、しかもご自分はそのために十字架にかかることによってその姿を示されました。なぜなら、これこそ、本当に一人ひとりに必要な罪の赦しをもたらすために必要なことだったからです。ご自分の命を献げることによって、私たちを罪赦された者として生かす。ここにキリストの喜びがあります。
この、自分がすべてと思っていたところから、いつの間にか傲慢になっていたことを素直に認めましょう。そしてキリストの十字架が自分のために起こった出来事であるとの思いに至ることを、切に願っております。