2018年3月24日(土) 一週間の苦しみ

 おはようございます。仙台教会の風間義信です。
 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われてきましたが、気候変動の激しい中、何十年に一度の天候をよく聞くようになりました。それでも、この時期は他の季節以上に命の芽生えを強く感じることができるのではないでしょうか。まるで死んだかのような木や草に美しい花が咲くように、私たちには「死んでも生きる」、復活の希望が約束されています。

 イエス・キリストの生涯は33年ほどでしたが、その最後は十字架という非常に残酷な死刑でした。けれども、それはご自分がそのような刑罰に値することをしてしまったからではありませんでした。むしろそのようなことは何もありませんでした。それにもかかわらず十字架にかけられたのは、私たちの罪のためです。聖書は「罪は死に値する。」と語っています。

 けれども、イエス様は、私たちが罪に死ぬことを望んではおられません。だからこそご自分が、十字架におかかりになり、「あなたの罪を私が引き受けよう。」としてくださいました。そして「この私を信じなさい。」と、私たちを招いてくださっています。

 来週はこのことを覚える受難週です。イエス様は、死んで終わるのではなく、復活によって死を超える力がここにあることを示してくださいました。キリストの苦しみの中にあなたを生かす力があることを一週間の中で知りたいと願っています。