2016年12月24日(土) 勝海舟の最後の告白
お早うございます。魚本です。
今日はクリスマス・イヴです。今朝は、時代を切り開いた男が辿り着いた信仰に触れたいと思います。
勝海舟の名を知らない日本人は余りいないと思います。しかし、海舟がキリストへの信仰を表したことも知られていないと思います。
いのちのことば社、守部喜雅(よしまさ)さんの「勝海舟・最期の告白」に、その境地(きょうち)が探られています。
先ず、海舟の息子梅太郎と、そのアメリカ人妻クララ・ホイットニーもクリスチャン。クララの母、アンナ夫人が明治17年(1884年)、東京の青山霊園に葬られたのですが、海舟はその信仰に感動したのです。その死を悼(いた)み、墓石に聖書のことばを刻んだのです。現代語では、「義人(正しい者)は信仰によって生きる」という言葉です。ローマの信徒への手紙からです。
ところで、クララの兄ウィリスは、海舟に深い信頼がよせられていた医師。クララが手紙の中にこのように報告しています。「勝氏が亡くなる二週間ほど前だったと思います。兄のウィリスは、勝氏の口から、直接、『私はキリストを信じる』と、はっきりと聞いたと言います…」と。
「正しい者は信仰によって生きる」。これは500年前、ヨーロッパで起こった宗教改革のモットーでもあります。
有難うございます。