2016年2月27日（土）　確かにおられる方

　おはようございます。仙台教会の風間義信です。
　日本ではたくさんの神なるものが拝まれます。それだけ宗教に熱心なのかといえば、むしろ、こうした話題は避けられ、政治と宗教の話はするな、などと言われることもあるようです。ですから、信仰があるとなりますと、変わり者と思われます。
　特にキリスト教はそうではないでしょうか。よく目に見えないものを信じられますねと。けれども、そうではありません。

　確かにまことの神様は私たちの目に見えるお方ではありません。そこで、見えるものしか確かめることが出来ない私たちには、いると思えばいるし、いないと思えばいないといったような、あやふやな感じになりかねません。でもご安心ください。神様が私たちにも確認できるようにと人となられたのが、イエス・キリストです。
　
　キリストの語られた言葉、その行動、それらのすべてによって、神とはどのようなお方であるかが示されたのです。するとどうでしょうか。キリストと言えども十字架に架けられ、弱音を吐いているではないか、飛び降りろといわれても出来なかったではないかと言われそうです。

　しかし、その叫びは私たちのものであり、私たちのために逃げずに耐え忍ばれたものです。なぜなら、この方は遠くにおられて黙っているお方なのではなく、私たちの思いを理解し、自分でも負いきれないものを代わって負ってくださるからです。
　このことを素直に認め、このキリストに神を見ることが出来るならば、それは決してあやふやなことではなく、確かな方があなたを支えていることなのです。